オーバーホール

YRHKSで実施するクランク芯出しについて

クランクの芯出しとは、クランクシャフトの円心精度を高めることで、エンジン回転のフリクションロスを低減し、より高回転まで回すようにするための一方法です。

車やバイクのエンジンでは当たり前のようにやられていることですが、キッズカートに使うロビンエンジンでは、あまりやられていないのが実情です。

そもそも、ロビンエンジンは元々の完成精度が悪く、芯出しを行ってもあまり効果が出ないということもあります。

しかし、クランクがスムーズに回らないエンジンは高回転まで回りません。

より高回転まで回ったとき、やはり芯が出ているエンジンの方が回ることになります。

YRHKSでは、クランク芯出しを 5/1000mm の精度で実現します。

メーカー製造時の精度は 5/100mm 程度であり、エンジンを分解してクランクのブレを見ると、3/100 や 4/100 で作られています。

これを1/100以下にすることで、高回転までの到達スピード、回転の伸びが良くなります。

とは言うものの、ロビンエンジンの場合は、芯出しによる効果を期待するのではなく、クランクケース周りを一度組みなおすことで、スムーズに回るエンジンなることを期待していただいた方が良いと思います。

クランクの芯出しを行い、さらに特殊工具を使いクランクケースを組み付けることで、スムーズに回るエンジンに生まれ変わらせます。

カートショップに比べると、非常にお安い値段設定となっており、また詳細な作業報告書を作成しますので、エンジンの状態を手を汚さずに把握することができます。

是非一度お試しください。

使用工具

芯出し台 (両端支持タイプ ※Vブロックではありません)
ダイヤルゲージ(1/1000mm と 1/100mm の2段測定) 
クランク組み付け工具
コンプレッションゲージ
ボアゲージ
デジタルノギス(0.01mm)
トルクレンチ
他一般工具類

ダイヤルゲージ クランク
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